ブライロフスキーによるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番 

アレクサンダー・ブライロフスキー(Alexander Brailowsky/1896~1976、写真1)は20世紀のショパン弾きで定評を得たウクライナの生まれの世界的ピアニスト、後にフランス国籍を取得後アメリカに帰化した。 今回の紹介LPは彼が1958年5月に録音したラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」ほかを収めた1枚である。 ちなみに紹介盤は当時ビクターの廉価盤VICTROLAレーベルで1964年にリリースされた(写真2 LPジャケット、国内盤VICTROLA/ SUP-2003/写真3 LPレーベル面)。 協奏曲のバックはピエール・モントゥーの後継として音楽監督に就任したスペイン出身のエンリケ・ホルダ(Enrique Jordá、写真4)指揮するサンフランシスコ交響楽団である。 LPリリース当時は地味な存在だったと思うが改めて聴きいてみると個性派ブライロフスキーのピアノに惹かれてしまう。 尚、LP裏面後半にはブライロフスキーのピアノ独奏でウェーバー「舞踏への勧誘」ほかメンデルゾーンのピアノ作品収録されている。

写真1 アレクサンダー・ブライロフスキー(インターネット画像から)

 

写真2 LPジャケット(国内盤VICTROLA SUP-2003)1964年リリース盤

 

写真3 LPレーベル面

 

写真4 エンリケ・ホルダ(インターネット画像から)