ブラームス「弦楽六重奏曲第１番・第２番」ライブ盤

2019年11月13日 2019年11月13日

gewandhaus

今回紹介するブラームス「弦楽六重奏曲第1番＆第2番」は日頃ソリストとして活躍中の親交ある６人が集まって1992年4月6日に行われたコンサートのライブ録音である。　会場のボローニャの「テアトロ・コムナーレ(Teatro Comunale, Bologna)、ボローニャ市立劇場」はオペラ・ハウスとしても有名である (写真1)。　演奏メンバーは1973年の「パガニーニ国際コンクール」をはじめ数多くの国際コンクールに入賞経歴を持つヴァイオリンのジュリアーノ・カルミニョーラ (Giuliano Carmignola )ほかステファノ・ザンチェッタ(Stefano Zanchetta-ヴァイオリン)、トマソ・ポッジ(Tommaso Poggi-ヴィオラ)、ファブリツィオ・メルリーニ(Fabrizio Merlini-ヴィオラ)、マリオ・ブルネッロ(Mario Brunello-チェロ)、フランコ・ロッシ（Franco Rossi-チェロ）の6名である。　ちなみにチェロのマリオ・ブルネッロは1986年モスクワ開催のチャイコフスキー国際コンクールでゴールド・メダル受賞者でもある。　このライブCDはイタリアの廉価盤レーベル「エルミタージュ(ERMITAGE)」より1996年にリリースされた（写真2 CDジャケット(伊ERMITAGE-ERM424-2) / 写真3 当日のコンサート風景、CD解説ブックレット掲載写真 / 写真4 CD演奏・録音データ / 写真5-CDレーベル面）。　ブラームスの二つの「弦楽六重奏曲」は重厚なうえに抒情性に富み「第1番」の「第2楽章」変奏曲はフランス映画「恋人たち」(1958年・ルイ・マル(Louis Malle)監督)で用いられ人気を得た。　この演奏も６人の息のあった見事なアンサンブルが素晴らしく会場の雰囲気と共にライブ録音の魅力が味わえる。