ブルックナー「ミサ曲第2番ホ短調」

ブルックナーの「ミサ曲第2番ホ短調」(1866/改訂1876,1882)は独唱が伴う「第1番」「第3番」とは異なり混声合唱並びにオーケストラは小編成の管楽アンサンブルで演奏される。 作品はミサ曲通常の「キリエ」「グローリア」「クレド」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」の構成を取り厳かな合唱のハーモニーの響きがとても美しい。 この作品は1855年から建立が始まったリンツの新しい大聖堂(写真1 筆者撮影)の落成祝賀のために作曲されたそうで1869年9月ブルックナー自身の指揮で初演されている。  名録音も数々あるが筆者はオイゲン・ヨッフム指揮による1971年ミュンヘン、ヘルクレスザールにおける独グラモフォン録音バイエルン放送響の管楽アンサンブル、バイエルン放送合唱団のLPに現在も時々針をおろしている(写真2 LPジャケット、独グラモフォン2530 139/写真3 LPレーベル面)。

写真1    リンツ新大聖堂(筆者撮影1996年1月)

写真2    LPジャケット(独グラモフォン-2530 139)

写真3    LPレーベル面