プロコフィエフ「交響曲第2番ニ短調」作品40

プロコフィエフ「交響曲第2番ニ短調 作品40」は1924年~25年にかけてパリ在住時代に作曲された。 完成直後セルゲイ・クーセヴィツキーの指揮によりパリで初演されているが聴衆の反応はいまいちだったようだ。  不協和音が鳴り響く第一楽章、第二楽章は主題と6つ変奏曲から成る二楽章構成という風変りなところにも興味をそそる。 しかし実際のコンサートで演奏される機会が少ないのは個人的には残念である。 この作品、単独盤でのリリースも数少ないため紹介盤はプロコフィエフ生誕100年にあたる1991年にリリースされたズデニェク・コシュラー(Zdeněk Košler/1928~1995、写真1)&チェコ・フィルによる名盤「プロコフィエフ交響曲全集」(写真2 CDジャケット、日本コロムビア(4CD)-COCO-7006-9 /スプラフォン1976-1982録音)である。

写真1    ズデニェク・コシュラー(CDブックレットから)

 

写真2    CDジャケット集コシュラー&チェコ・フィル「プロコフィエフ交響曲全集(日本コロムビア COCO-7006-9)1991年国内盤初出盤