プロヴァンス地方を列車&路線バスで巡る旅(2)、2003
アルル🚌⇨サント・マリ・ド・ラ・メール🚌⇨ ニーム、2003年8月16日
「プロヴァンス地方を巡る旅」第2日目は「アルル」からいよいよこの旅のハイライトでもある「自然の楽園」とも云われる「カマルグ湿原地帯」へ路線バスで向かう(写真1 行程マップ)。 アルルからカマルグ地域中心の街サント・マリ・ド・ラ・メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)まで路線バスでおよそ1時間余りを要する。 当日は土曜日にあたり路上では「市」が開催され前日観光案内所で聴いていたバス停の位置も変更され朝一番のバスに乗り遅れてしまった。 仕方なく時間つぶしに「市場」を見学、当初より90分遅れ次のバスに乗車し目的地の到着も昼前になった。 この「サント・マリ・ド・ラ・メール」は地中海に面した美しい街、到着後海岸沿いを散策、街のレストランで簡単な昼食後、観光船でローヌ川ショート・クルーズを楽しんだ。 この一帯は野生の動植物の宝庫、大自然を満喫した(写真2 ショート・クルーズパンフレット/写真3 カマルグ観光船乗船場(筆者撮影)/写真4・5 観光船からのスナップ、筆者撮影)。 その後は街を再び散策、広場では「鼓笛隊」の演奏に出会う(写真6 筆者撮影)、プロヴァンス地方ゆかりのビゼーの「アルルの女」から「前奏曲」や「ファランドール」等々を披露していた。 この日もこの地区のホテルはどこも満室、やむなく最終バスでここからおよそ65km離れたニームへ向かいそこで宿を取ることにした。 まだ最終バスまで時間もあったので今度は観光用の「プチ・トレイン・バス」に乗車しカマルグの田園地帯を回ってみた(写真7 プチ・トレイン・バス/パンフレット)。 この地では湿原に生息する野生の美しい「白い馬」も有名だが現在は極端に減少し保護管理されているようである(写真8 「プチ・トレイン・バス」で立ち寄った「白い馬」の牧場、筆者撮影)。 時刻も夕方の午後5時前になり「ニーム」に向かう最終バスが出るバス停に向かった。 ここからニームまでの所要時間は1時間半、夏期なのでまだまだ明るいがバスは午後6時半過ぎにSNCF「ニーム駅前」に到着した。 やはり駅近に位置するホテルは満室状態だったが何とか旧市街地区のヨーロッパ・スタイルのこじんまりとした味のあるホテルに落ち着き本日の行程も無事終了となった。
(つづく)