ヘンニング・クラッゲルード(Vn)によるシベリウス&シンディング「ヴァイオリン協奏曲」

ノルウェー出身、現在世界的に活躍中の実力派ヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルード(Henning Kraggerud)がNAXOSに録音した名盤を紹介したい。 同郷の名指揮者ビャーテ・エンゲセット(Bjarte Engeset)が指揮するボーンマス交響楽団との共演、2003年6月この楽団の本拠地のライトハウス(Lighthouse,Dorset, UK)におけるセッションである。 アルバムにはシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」・「セレーナード」、そしてノルウェー、ロマン派の作曲家クリスティアン・シンディング(Christian Sinding)の「ヴァイオリン協奏曲第1番」とこのセッションが世界初録音となった「ロマンス 二長調」収められている。 ちなみに「シンディング」のよく知られた作品はピアノ曲「春のささやき」であろう。 「ヴァイオリン協奏曲第1番」は42歳の時の作品「第1楽章」はブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」を彷彿させる (写真1 CDケースジャケット、NAXOS 8.557266/写真2 CD収録作品・録音データ)。

写真1    CDケースのジャケット(NAXOS 8.557266)2004年リリース

写真2    CD収録作品・演奏録音データ