ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」のムター(Vn)/マズア&ニューヨーク・フィルハーモニック盤

アンネ=ゾフィー・ムターによるクルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルハーモニックによるベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」のCDは彼女にとってカラヤン&ベルリン・フィルとの1979年録音以来およそ四半世紀ぶりの再録音とあってリリース当時話題を呼んだ1枚だった (写真 デジパック仕様国内盤グラモフォンCDジャケット/2002年リリース)。 筆者は彼女の一段と風格を感じるベートーヴェンに魅了された。 録音データによれば2002年5月ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホールにおけるライブ録音だが会場の聴衆ノイズ等はほとんど聴き取れない。 一方マズアにとって楽団音楽監督最終シーズンの録音で彼は音楽監督退任後、名誉音楽監督の称号も贈られている。 フィルアップされた「ロマンス ト長調・ヘ長調」は意外にもこの演奏がムターの初録音だった。 尚、このCDにはエキストラ・トラックにパソコンで再生可能なムターのプロモーション・ビデオも付いていた。

写真    デジパック仕様CDジャケット(国内盤グラモフォン-UCCG 1127)2002年リリース盤