ベートーヴェン時代のピアノによる「ピアノ協奏曲第1番」ほか

今回紹介のLPはベートーヴェン時代のフォルテ・ピアノであるグラーフ製ハンマーフリューゲル(ベートーヴェン・ハウス、ボン所蔵)によるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第1番」とピアノ曲「7つのバガテル」を収めた貴重録音である。 フォルテ・ピアノ演奏はドイツニュルンベルク音楽院のピアノ科教授でピアニストのエーリッヒ・アッペル(Erich Appel、写真1)、ロベルト・ザイラー(Robert Seiler)指揮ニュルンベルク交響楽団による演奏である。 LPには録音年代の記載はないが1965年~70年頃かと思われる。 フォルテ・ピアノ独特の音色が何ともいえない雰囲気を醸し出す。 このレコードはかつてニュルンベルクに本拠を置きエリー・ナイ(Pf)などの音源を数多くリリースした独コロセウム(COLOSSEUM)盤でジャケット・デザインも気に入っている(写真2 LPジャケット、独COLOSSEUM-Co MSt-509)/写真3 LPレーベル面)。

写真1    エーリッヒ・アッペル(インターネト画像)

写真2    LPジャケット(独コロセウム-Co MSt 509)

写真3    LPレーベル面