ペーター・シュライアーが指揮したバッハ「ブランデンブルク協奏曲」
たびたびの来日も重ね日本のファンも多いドイツの世界的名テノールのペーター・シュライアー(Peter Schreier/1935~2019)は指揮者としても活躍、とりわけJ.S. バッハの演奏は定評があった。 今回の紹介盤、バッハ「ブランデンブルク協奏曲」(全曲盤)も名盤として知られている。 演奏するカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団はシュライアーが客演を重ねたベルリン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを中心に構成された1969年創設の室内オーケストラである。 演奏は気品、格調の高さを感じるシュライアーの指揮に魅了される。 この2枚組CDにはこのほかに「3つのヴァイオリンのための協奏曲」、「チェンバロとヴァイオリン、フルートのてめの協奏曲」も収録されている。 1992年4月ベルリンのイエス・キリスト教会におけるセッションである(写真1 CDジャケット、国内盤PHILIPS PHCP 321~22/写真2 CD演奏・録音データ)。