ペーター・マーク&マドリード交響楽団「メンデルスゾーン交響曲第2番」
ペーター・マーク(Peter Maag /1919~2001 、写真1)のメンデルスゾーンはやはり素晴らしい。 今回紹介するマドリード交響楽団との「交響曲第2番”讃歌”」は彼がこの楽団と最晩年に完結した独アーツ(ARTS)レーベル全集録音(1997~2000)からの1枚である。 この演奏はCD録音データによれば収録はマドリード国立音楽堂(Auditorio Nacional de Música, Madrid)における1997年2月27日のライブ録音となっている。 また彼の「第2番」の公式録音もこのライブ盤が唯一のものではないかと思われる。 作品は演奏時間もおよそ75分を要し構成も第1部(管弦楽のみ)と第2部に分かれ後半は声楽を伴う「神の栄光」たたえる長大なカンタータとなっている。 3人のソロ歌手陣も気品ある艶やかさを感じた。 紹介盤は独ARTSより1998年にリリースされた (写真2 CDジャケット、独ARTS-47507-2/写真2 CD録音データ)。