ホルスト・シュタインのブルックナー

今日は久しぶりにホルスト・シュタインが指揮するウィーン・フィルとの録音、ブルックナー「交響曲第2番」のLPに針をおろした。 1973年12月、ウィーンのソフィエンザールにおけるセッションである。 ちなみに彼のブルックナー交響曲録音はこの「第2番」と前年1972年録音の「第6番」のみである。 オーケストラはいずれも名門ウィーン・フィルとの英デッカ録音だがこの二つの渋い交響曲を選んだシュタインに凄みを感じた。 聴き進むうちに録音の素晴らしさウィーン・フィルの透明感ある柔らかい響きにハマってしまう。 紹介盤LPジャケットは1975年リリースの国内盤ロンドンレーベルの初出盤である (写真1  LPジャケット、国内盤ロンドン-SLC 2444 /写真2 演奏・録音データ/写真3 LPレーベル面)。 思い起せば彼はこの録音が行われた年1973年2月に初来日しNHK交響楽団定期に客演、得意のワーグナー作品等々を振り1975年には名誉指揮者のポストについている。 写真4はN響1973年2月定期プログラムに入れてもらったシュタインのサインである。

写真1    シュタイン&ウィーン・フィル/ブルックナー「交響曲第2番」LPジャケット(国内盤ロンドン-SLC 2444)

写真2    LP演奏・録音データ

写真3    LPレーベル面

写真4 1973年2月初来日「N響定期公演プログラム」に入れてもらったシュタインのサイン