ホロヴィッツ、アメリカ・デビュー50周年記念コンサートのライブ盤

今回はリリース当時大変話題となったウラディミール・ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz /1903~1989)の「アメリカ・デビュー50周年記念コンサート」ライブ盤である。 このコンサートは1978年1月8日、日曜日の午後4時からニューヨークのカネーギー・ホールで超満員の聴衆を集めて行われた。 プログラムはベートーヴェン「エグモント」序曲、「交響曲第7番」休憩後にホロヴィッツが登場ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」が演奏された。 指揮は当時78歳のユージン・オーマンディ、管弦楽はニューヨーク・フィルハーモニックというこの組み合わせも珍しい。 またレコード化も当時としては迅速に行われ写真1の国内盤もコンサートから2か月余りでリリースされたと記憶している。 また筆者が求めたレコード店ではこのコンサート・プログラム冊子(写真2・写真3 演奏プログラム)も限定配布され驚いた。 またホロヴィッツはこの「第3番」を過去に2度ほどモノラル録音しておりこのステレオ・ライブ盤が3度目(最後の正規録音)となりしかもほぼ完全版による演奏であることにも注目された (写真4 LPジャケットの裏面写真、オーマンディ&ホロヴィッツ)。

写真1    V.ホロヴィッツ、アメリカ・デビュー50周年記念ライブ盤LPジャケット(国内盤初出RCA RVC-2180)

写真2    V.ホロヴィッツ-アメリカ・デビュー50周年記念コンサート・プログラム冊子

写真3    演奏プログラム

写真4    LPジャケット裏面写真、オーマンディ&ホロヴィッツ