ポール・パレー&モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 による「リスト管弦楽曲作品集」
デトロイト交響楽団音楽監督を長年に渡り務めたフランスの名匠ポール・パレー(Paul Paray /1886~1979)はモナコ公国モンテカルロ(写真1 筆者撮影2003年8月)を本拠とするモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団との縁も深かった。 彼は1928年~33年までこの楽団の音楽監督を務め1941年にはこの地に移住しオペラ指揮者としても活躍した。 今回の紹介盤は彼がデトロイト響音楽監督を退任後各地のオーケストラに客演、レコーディング活動を行った時代、古巣のモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団と「コンサート・ホール」に1969年に録音したリストの管弦楽作品集である。 パレー83歳の時の録音だがその若々しい力強い演奏に驚かされる (写真2 LPジャケット、Concert Hall 国内盤SMS-2648/写真3 LPレーベル面)。 尚、この音源は2005年に英スクリベンダム(Scribendum)からCD化され「パレー、コンサートホール録音集(2CDセット)」の中に収められている (写真4 CDジャケット、英Scribendum SC 017)。