ミシェル・プラッソン指揮によるダンディ「交響曲第2番」

フランス近代音楽の推進者としてまた熱烈なワグネリアンとしても知られたヴァンサン・ダンディ(Vincent D’Indy/1851~1931、写真1)の作品が日本ではほとんど演奏される機会が少ないのは残念である。 彼の交響曲作品として最も有名なのが「フランスの山人の歌による交響曲」と思うが今回の紹介盤「交響曲第2番」はダンディ53歳の1903年に完成した演奏時間も45分を超える大作である。 ドイツ音楽に傾倒した彼らしく渋い重厚さも感じさせる作品だ。 紹介盤はトゥールーズ・カピトール管弦楽団(L’Orchestre du Capitole de Toulouse)の音楽監督を長年に渡り務めたミシェル・プラッソン(Michel Plasson、写真2)指揮による1981年録音、仏EMIパテ盤である。 フランス近代音楽作品を大変得意としている彼の溌剌とした指揮にハマった1枚である (写真3 LPジャケット、-仏EMI Pathé-C069-73100 /写真4 LP演奏・録音データ)。

写真1    ヴァンサン・ダンディ(LP掲載写真)

写真2    ミシェル・プラッソン(LP掲載写真)

写真3    ミシェル・プラッソン&トゥールーズ・カピトール管/ダンディ「交響曲第2番」LPジャケット(仏パテEMI-C 069-73100)

写真4    LP演奏・録音データ