ミシェル・プラッソン&パリ管弦楽団来日公演を聴く、2005
~2005年4月6日、サントリーホールにて~
「パリ管弦楽団」についてはこれまで「漫遊記7(ベートーヴェン音楽祭1977)」、「漫遊記46(2010/2011シーズン開幕コンサート)、「漫遊記67(1970年初来日公演)」等で取り上げてきたが今回紹介する2005年4月の来日公演も筆者の興味を誘った。それは同行指揮者が時の音楽監督クリストフ・エッシェンバッハではなくミシェル・プラッソンだった。
彼はフランス南部スペインとの国境にもほど近い古都トゥ-ルーズ(Toulouse)に本拠を置く「トゥールーズ・キャピトール管弦楽団」の首席指揮者・音楽監督を30年余りの長きに渡り務め終えフリーの立場でこの「パリ管」の指揮台に立つことになった(写真1 2005年「パリ管弦楽団来日公演プログラム表紙とプラッソンの直筆サイン」。
今回の来日公演では滞在期間が約1週間余りと短いため用意されたプログラムはAプロとBプロの二つ、どちらも全てフランスものである(写真2 来日公演日程と演奏曲目)。
筆者は来日公演2日目4月6日サントリーホール(Bプロ)に足を運んだ。フランス印象主義・近代音楽作品を最も得意とするプラッソンの真骨頂が発揮されたコンサートだった。
特にショーソンの交響曲ではこの作品が持つ精彩な抒情性も感じ取れ印象に残った(写真3 4月6日公演チケット)。写真のLPとCDは「プラッソン&トゥールーズ・キャピトール管」の代表盤でいずれもコンサート終了後サインを入れてもらったものである。
写真4は「オネゲル交響曲全集3LPセット(仏パテ マルコニ・1977-78年録音)。
写真5は「マニャール交響曲全集3CDセット(EMI Classics ・1983-89年録音)。