ミュンシュ&フィラデルフィア管弦楽団、唯一の貴重アルバム、1963

フランスの巨匠シャルル・ミュンシュが長年に渡って務めたボストン交響楽団首席指揮者を退任後、米CBSレーベルにフィラデルフィア管弦楽団と録音した唯一の貴重アルバムである。その観点からもLP初リリース当時大変話題となった録音だった。 また録音データによれば1963年3月14日の1日のみでセッションが完了している。 収録作品はミュンシュが得意とするラヴェル、フォーレ、ベルリオーズと全てフランスものだがラヴェル「高雅にして感傷的なワルツ」はこの録音が唯一のもの、フォーレ組曲「ペレアスとメリザンド」は過去にSP録音があるようだがステレオ録音ではこれが唯一である。 ミュンシュの優美で格調ある演奏に惹かれる1枚である。 尚、紹介盤ジャケットは1976年に当時のCBSソニーから廉価盤としてリリースされた (写真1 LPジャケット、CBSソニー 13AC25 /写真2 LPレーベル面)。

写真1    ミュンシュ&フィラデルフィア管弦楽団、唯一の貴重アルバム(国内盤CBSソニー 13AC25) 1976年リリース

写真2    LPレーベル面