ミリアム・ビルジェ(Pf)のモーツァルト

フランスの名ピアニスト、ミリアム・ビルジェ(Myriam Birger/1951~、写真1)は少女時代「黄金の手を持つ少女」 (La petite fille aux mains d’or)と称賛された。 サンソン・フランソワ(SamsonFrançois/1924~1970)を師に持つ彼女はショパンを得意し今回紹介するモーツァルトも定評がある。 紹介盤の「ピアノ協奏曲第21番&第27番」は彼女の名盤のひとつである。 この録音は1984年3月、カンヌ国際映画祭のメイン会場として有名なル・パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(Le Palais des Festivals et des Congrès、写真2、筆者撮影)内のドビュッシー・ホール(La Salle Dubussy)におけるセッションである。 管弦楽はカンヌ・プロヴァンス・コートダジュール管弦楽団 (L’Orchestre Régional Cannes-Provence-Côte d’Azur)、指揮は当時この楽団の芸術監督フィリップ・ベンダー(Philippe Bender)である。 このレコードはマルセーユに本拠を置く仏リランクス(LYRINX)レーベルよりリリースされた (写真3 LPジャケット、仏LYRINX- LYR 042/写真4 LPレーベル面)。

写真1    ミリアム・ビルジェ(LPジャケット掲載写真)

 

写真2    「パレ・デ・フェスティヴァル、カンヌ」-筆者撮影 2003年8月

 

写真3    LPジャケット(仏LYRINX-LYR-042)

 

写真4    LPレーベル面