ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/オネゲル交響曲第3番 ”典礼風”

久しぶりにムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによるオネゲルの交響曲第3番 ”典礼風”に針を下した。 1965年2月28日モスクワ音楽院大ホールにおけるステレオ・ライブ録音である。 ムラヴィンスキーのオネゲルは珍しいレパートリーに入ると思われるが手元の資料、彼の演奏記録を眺めると1964年あたりから1967年にかけて結構この作品をコンサートで取り上げているようだ。 ただオフィシャルにレコード化されたのはこの露メロディア音源、この1965年のライブ録音ぐらいらしい。 録音も大変良好で楽章間の会場の聴衆の雰囲気も伝わる白熱の名演である。 紹介盤は1977年に日本ビクターからリリースされた「ムラヴィンスキー、ステレオ・ライブ’65」一連のシリーズからの1枚である (写真1 LPジャケット、ビクターVIC-5068 /写真2 LPレーベル面)。 ちなみに「典礼風」はLP第二面の収録で第一面には十八番のショスタコーヴィチの交響曲第6番(1965年2月21日モスクワ音楽院大ホール・ライブ)が収められこちらも爆演なのは言うまでもない。

写真1    ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/ショスタコーヴィチ交響曲第6番・オネゲル交響曲第3番、LPジャケット(国内盤ビクターVIC-5068)

写真2    LPレーベル面