メンディ・ロダンのイタリア・バロック作品集

メンディ・ロダン(Mendi Rodan/1929~2009、写真1)は20世紀を中心に活躍したルーマニア出身の指揮者、ヴァイオリニストである。 名匠コンスタティン・シルヴェストリに師事1950年代にはルーマニア国立交響楽団の指揮者も務めた。 その後1960年にイスラエルに移住、今回の紹介盤は彼がイスラエルで最も古い歴史を持つ1955年創設のラマ・ガン室内管弦楽団を振ったアルバム「イタリア・バロック作品集」である。 アルビノーニ、ボッケリーニ、コレルリ、タルティーニの作品が収録され録音年代は彼がこの楽団の指揮者を務めた1960年代初頭と思われる。 筆者は普段めったに針を下すことがない1枚だがこの「コンサート・ホール盤」は筆者が学生時代にバロック音楽に親しむきっかけとなった。 またこのLPジャケット・デザインも大変気に入っている (写真2 LPジャケット、コンサート・ホールSMS-2296/写真3 LPレーベル面)。

写真1    メンディ・ロダン(インターネット画像)

写真2    メンディ・ロダン&ラマ・ガン室内管/イタリア・バロック作品集(コンサート・ホール-SMS-2296)

写真3    LPレーベル面