モニク・アースのラヴェル「ピアノ協奏曲&左手のためのピアノ協奏曲」ステレオ盤、1965

フランス、パリ出身の才媛ピアニスト、モニク・アース(Monique Hass/1909~1987、写真1)の名盤と言えばラヴェルのピアノ協奏曲が思い浮かぶ。 これは彼女が名匠ポール・パレー(Paul Paray/1886~1979)の指揮で当時のフランス国立放送局管弦楽団と1965年にステレオ録音した名盤である。 またこのレコードは長年にわたりデトロイト交響楽団の音楽監督を務めたパレーがフリーになり母国へ戻り実現した独グラモフォンへの録音であった。 ちなみに紹介のLPジャケットは1970年代初頭にリリースされた「グラモフォン」の廉価盤ヘリオドール(HELIODOR)レーベルで再リリースされた国内盤である (写真2 LPジャケット、国内盤ヘリオドールMH 5058/写真3 LPレーベル面) 。 録音も大変素晴らしく彼女の鋭い感性、スケール感がダイレクトに伝わる1枚である。

写真1    モニク アース(インターネット画像から)

写真2    モニク・アース/「ラヴェル ピアノ協奏曲・左手のためのピアノ協奏曲」LPジャケト(国内盤ヘリオドールMH 5058)

写真3    LPレーベル面