モントゥー&サンフランシスコ響による貴重ステレオ録音から、1960
〜ワーグナー「ジークフリート牧歌」(1960年録音)〜
1935年から1952年までサンフランシスコ交響楽団の音楽監督を務めたピエール・モントゥー (Pierre Monteux/1875~1964)、このコンビでのレコード録音はベルリオーズ「幻想交響曲」をはじめモノラル録音での名盤を数多く残しているが今回の紹介LPは1960年に古巣に客演録音した貴重なステレオ録音、ワーグナー「ジークフリート牧歌」である。 ちなみに当時R. シュトラウス「交響詩” 死と変容”」も同時録音されどちらも彼の唯一の録音となった。 演奏はもちろんのこと録音も大変素晴らしことに驚いた。 紹介盤は筆者が高校時代の1965年に日本ビクターの廉価盤ビクトローラ(VICTROLA)レーベルからリリースされた。 メインはロンドン交響楽団との1961年録音ベートーヴェン「交響曲第4番変ロ長調」がカップリングされている (写真1 LPジャケット、日本ビクター VICTROLA SUP 2043/写真2 LPレーベル面)。