モーツァルト「交響曲第37番ト長調K.444」

モーツァルトの交響曲第37番ト長調K.444は親交も深かったヨーゼフ・ハイドンの弟ミヒャエル・ハイドンの「交響曲ト長調P.16」の「第一楽章」冒頭に「アダージョ・マエストーソ」の序奏を書き加えた作品で通常 交響曲全集録音等には含まれず欠番扱いになる。 従って単独でのレコード録音も極めて稀で今回取り上げるこのフーベルト・ギュンター(Hubert Günther)盤も数少ない1枚かと思われ。(写真1 LPジャケット、独GARNET-G 60 107/写真2 LPレーベル面)。 彼は合唱指揮者としても知られ紹介盤の独GARNETレーベルに宗教曲等々の録音がある。 管弦楽は南ドイツの工業都市カールスルーエ(Karlsruhe)に本拠を置くバーディッシュ(バーデン)・シュターツカペレ(Bardische Staatskapelle)」である。 ちなみに歴代音楽監督にはこの楽団とブラームス「交響曲第1番」―第ニ楽章初稿版を世界初録音(独ebs/1991)したギュンター・ノイホルト(Günter Neuhold)や日本の大野和士の名前がある。

写真1    LPジャケット(独GARNET-G 60 107)

 

写真2    LPレーベル面