ヤッシャ・ハイフェッツの「ショーピース・アルバム」

今回は20世紀を代表するヴァイオリニストであるヤッシャ・ハイフェッツ(Yasha Heifetz/1901~1987)の真骨頂が聴けるショーピース・アルバムを紹介したい。 彼は米RCAに多大な名盤を残したが紹介LPはモノラル録音時代の1946年から1953年にかけて録音された得意とするヴィルトゥオーソ的作品を集めたアルバムである。 もちろんオリジナルはモノラルだがこのアルバムでは全て電気的にステレオ化されている。 収録作品はサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」、サン=サンース「ハバネラ」と「序奏とロンド・ カプリッチョーソ」(以上ウィリアム・スタインバーグ指揮 RCA交響楽団-1951年録音)、 ショーソン「詩曲」 (アイズラー・ソロモン指揮RCA交響楽団-1952年録音)、ブラームス「ハンガリー舞曲第7番」(アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック-1953年録音) 、ワックスマン「カルメン幻想曲」 (ドナルド・ヴーアヒース指揮RCA交響楽団-1946年録音)の6作品である。 ちなみにハイフェッツはこれらのステレオ録音は残してないようである。 紹介盤は1987年に廉価盤でリリースされた (写真1 LPジャケット、BMGビクター国内盤12R-1009/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤BMGビクター 12R-1009)1987年リリース盤

 

写真2    LPレーベル面