ヤッシャ・ホーレンシュタイン伝説のライブ、マーラー”交響曲第7番”
ウクライナ、キエフ出身のヤッシャ・ホーレンシュタイン(Jascha Horenstein/1898~1973)はブルックナー、マーラーのスペシャリストとしても知られシニア世代には懐かしい指揮者のひとりである。 今回取り上げるニュー・フィルハーモニア管弦楽団とのマーラー交響曲第7番”夜の歌”、 1969年ライブ盤は伝説の貴重ステレオ音源として語り継がれている。 これはBBCプロムナード・コンサート(PROMS)での8月29日コンサートライブを収録したものである。 ちなみに当日のプログラム前半にはシューベルト交響曲第7番(当時は第8番)”未完成”が演奏されている。 ホーレンシュタインのやや快速テンポで進めていくスマートな演奏スタイルが心地よく聴き手に伝わってくる名演である。 録音はライブ録音としては少々硬質的に聴こえるがとても良好である。 紹介するCD盤は米国レーベルMUSIC & ARTSより1992年にリリースされたものである(写真1 CDジャケット、米NUSIC & AR-CD 727/写真2 CD演奏・録音データ/写真3 CDレーベル面) 。 尚、このCDジャケット・演奏データには演奏会場がロイヤル・フェスティバル・ホールと記載されているがロイヤル・アルバート・ホールの誤記である。