ヤノーシュ・シュタルケルによる歴史的録音、バッハ無伴奏チェロ組曲第1番・第4番・第6番

ハンガリー出身の世界的名チェリスト:ヤーノシュ・シュタルケル(1924~2013)が戦後アメリカに渡り1950年代初頭に米ピリオド(PERIOD)レーベルに最初に録音したJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第1番・第4番・第6番の歴史的名盤である。 モノラル録音だがその音質は特段に素晴らしい。 録音はバルトークの子息、ピーター・バルトークがあたっている。 当時「第3番」も録音されたがなぜか全曲録音は行っていない。 紹介盤は1971年に日本コロムビアからリリースされた「歴史的録音廉価盤シリーズ」からの1枚である。 ちなみにピリオド・レーベルは当時米エヴェレスト(EVEREST)傘下となったためレーベル面には「EVEREST」ロゴマークが印刷されている。 録音当時まだ20代の若きシュタルケルの溌剌とした躍動的な演奏に引き込まれ時間を忘れてしまう (写真1 LPジャケット(日本コロムビアHR-1017-EV)/写真2 LPレーベル面)。

写真1    ヤーノシュ・シュタケル/バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番・第4番・第6番」LPジャケット(日本コロムビア歴史的録音シリーズHR-1017-EV)

写真2    LPレーベル面