ユネスコ世界遺産"カカドゥ国立公園” 玄関口"ダーウィン"へ(3)、1994年5月
〜カカドゥ国立公園(その2)〜
「カカドゥ国立公園」2日目は宿泊地のジャビル(Jabiru)から北東へおよそ40kmの位置にあるウビル・ロック(Ubirr Rock)の絶景とアボリジニ・ロックアートを観賞、その後ジャビルの空港からセスナ機で周遊、空からこの壮大な国立公園の魅力を味あう行程であった(写真1 カカドゥ国立公園2日目行程マップ)。
ウビル・ロックも昨日訪れたノランジー・ロックと同様に多数の「レントゲン技法」によるロックアートが残されている。 写真2はオーストラリアの淡水魚サラマンダーを描いたものである。サラマンダーは現在でも食されており筆者も実際に味わってみたところ白身魚でクセもなく淡泊な味だった。 またこの周辺からの眺望がすばらしい(写真3 ウビル・ロック、筆者撮影/写真4・5・6 ウビル・ロックからの眺望、筆者撮影)。 約2時間の見学後、ジャビル空港へ向かう。 いよいよ約1時間のセスナ機による空中散歩である(写真7 シーニック・フライトのチケット/写真8 搭乗したセスナ機、筆者撮影)。 飛び立つとすぐに昨日宿泊した「クロコダイル・ホテル」の全景が目に留まった。 空から眺めると改めてワニの形をしたユニークなデザインが実感できた(写真9筆者撮影)。やがて昨日訪れたノランジー・ロックの横を通過(写真10筆者撮影)、そしてこのシーニック・フライトのハイライト、カカドゥを代表する2つの滝、ジム・ジム滝(Jim Jim Falls)とツイン・フォルズ(Twin Falls)の上空を飛ぶ。 迫力も感じる上空からの滝の絶景が印象的だった(写真11 ジム・ジム滝、筆者撮影/写真12 ツイン・フォルズ、筆者撮影)。 ツアーのラストはマムカラ湿原の見晴らし台に立ち寄った。 こちらは野鳥の楽園である(写真13 マムカラ湿原の見晴らし、筆者撮影)。 野鳥観察が好きな方にはたまらないであろう。 こうして駆け足ながら2日間渡「カカドゥ国立公園」の旅は無事終了した。
(完)