ヨゼフ・クリップス&ロンドン響による「エロイカ」、1960
ヨゼフ・クリップス(Josef Krips/1902~1974、写真1)&ロンドン交響楽団とのベートーヴェンの交響曲録音はすでに「漫遊記451」でユニークな缶入り全集盤(カナダ-Madacy)を取り上げているが今回はとりわけ筆者が好んだ「エロイカ」を1970年代初頭にリリースされた「ダイヤモンド1000シリーズLP、日本コロムビア」を紹介したい(写真2 LPジャケット、MS 1202-EV/写真3 LPレーベル面)。 もちろん原盤は同一の米EVEREST/35mmマグネチック・フィルムによるハイファイ・ステレオ(1960年録音)である。 この「エロイカ」もクリップスの派手な飾り気のない演奏スタイルに惹かれてしまう。 LP第二面のおまけに当時並行して録音された「エグモント」序曲が収録されている。