ヨゼフ・クリップス&ロンドン響によるシューマン「交響曲第1番、第4番」
ウィーン生まれの名匠ヨゼフ・クリップス(Josef Krips/1902~1974 写真1)のシューマン交響曲レコード録音は「第2番」並びに「第3番”ライン”」は残していない。 今回の紹介盤は英デッカ・ステレオ最初期録音、ロンドン交響楽団との「第1番”春”」(1957年録音)「第4番」(1956年録音)がカップリングされた1960年代中ごろから登場した英デッカの廉価盤シリーズエース・オブ・ダイヤモンドシリーズからの1枚である。 ちなみに「第1番」は唯一の録音だが「第4番」はこれ以前の同コンビ首席指揮者時代1952年のモノラル録音もあるがやはりこちらのステレオ盤の方が演奏・録音共にさらなる格調の高さを感じる (写真2 LPジャケット、英Ace of Diamonds SDD 157/写真3 LPレーベル面)。