ラファエル・クーベリック&バイエルン放送響「ウェーバー”序曲集”」
今回紹介したいLPは現在も時々針をおろすラファエル・クーベリック&バイエルン放送交響楽団のウェーバー「序曲集」である。 クーベリックが「バイエルン放送響」の首席指揮者に就任したのは1961年だったと思うがこのアルバムは就任間もないころの録音と思われる。 ところでウェーバーの序曲でよくコンサートで取り上げれる作品は歌劇では「魔弾の射手」序曲・「オベロン」序曲、・「オイリアンテ」序曲などが思い浮かぶがこのアルバムにはそのほかにコンサートでは滅多に演奏されない歌劇「アブ・ハッサン」序曲と「プレチオーザ」序曲それに演奏会序曲「祝典序曲」も収録されレコード発売当時とても興味深いものがあった。 とりわけ「祝典序曲」のコーダには当時の「ザクセン国歌」(現在のイギリス国歌と同旋律)が用いられ初めて聴いた時にはビックリした記憶がある(写真1 独グラモフォン初出LPジャケット、1964年リリース、136 463 SLPEM)。 また1960年代の独グラモフォンのレーベル・デザイン(写真2)も懐かしい。 写真3は以前「漫遊記68」で紹介済みの「クーベリック&バイエルン放送響」初来日公演の際、東京文化会館で色紙に書いてもらったクーベリックのサインである。
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写真1 クーベリック&バイエルン放送響「ウェーバー序曲集」独グラモフォン初出盤LPジャケット(独グラモフォン 136 463 SLPEM 1964年リリース)
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写真2 1960年代初頭の懐かしい独グラモフォンLPレーベル面
![](https://i0.wp.com/gewandhaus.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/b2e1b73a77429680881ce9a3c68231a1-287x300.jpg?resize=955%2C998)
写真3 1965年4月「バイエルン放送響」初来日公演でクーベリックに色紙に書いてもらった貴重なサイン