ジャン=ピエール・ランパル(Fl)の名盤から
〜モーツァルトのフルート協奏曲第1番・第2番、グシュルバウアー指揮ウィーン交響楽団〜
フルートのヴィルトゥーゾ、ジャン=ピエール・ランパル(Jean-PierreRampal/1922~2000)は何度となく来日を重ね数多くの日本のファンを魅了させた。 とりわけモーツァルトの「フルート協奏曲」はモノラル盤も含めると多数の録音を残している。 筆者は1964年4月初来日の折に読売日本交響楽団の定期公演に客演した際のモーツァルト「第1番」(ウィリー・シュタイナー指揮)を思い起した。 また並行して同コンビで「第1番・第2番」のステレオ・セッション録音(日本コロムビア)を東京・杉並公会堂で行っておりこちらも先年CD化された。
さて今回の紹介盤はその後彼が仏エラート(ERATO)にテオドール・グシュルバウアー指揮ウィーン交響楽団と録音した2度目のステレオ録音にあたる (写真1 ランパル&グシュルバウアーのLPブック・レットから)。 このレコードは1967年に日本コロムビアから分厚い豪華布張り見開きジャケットでリリースされた。 LP第二面には「フルートと管弦楽のためのアンダンテK.315)も収録されている(写真2 LPジャケット、日本コロムビアDX-8-R/写真3 LPレーベル面)。