リアナ・イサカーゼによるシェーンベルク「ヴァイオリン協奏曲」
今日は久しぶりにリアナ・イサカーゼ(Liana Isakadze/1946~、写真1)のシェーンベルク「ヴァイオリン協奏曲」のCDに耳を傾けた。 アルクサンドル・ラザレフ(Alexander Lazarev/1945~ )指揮ソヴィエト国立交響楽団(現、ロシア国立交響楽団)との共演、1980年録音シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」とカップリングされた翌1981年録音、露メロディア盤である(写真2 CDジャケット、露メロディアMEL CD 10 02221)。 実はこのCD、すでに「漫遊記10」で筆者の愛聴盤としても取り上げているがシベリウスと共にこのシェーンベルクはまさに彼女の底力が発揮された名演だと思う。 シェーンベルクのアメリカ時代初期に書いた自身が考案した「十二音技法」による傑作だが聴きこむほどに味わい深い。