リヒテル、初出音源ミラノ・ライブ盤/ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」、1962

ドイツのARCHIPEL(アルヒペル)レーベルは歴史的ライブ音源を中心にリリースする廉価盤である。 ジャケットに解説はないが結構興味深い初出音源もあり紹介盤のリヒテルの演奏もその一つだった (写真1 CDジャケット、独ARCHIPEL ARPCD 0541)。 収録作品は1962年11月15日ミラノ(会場不詳)におけるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」である (写真2 CD演奏・録音データ)。 バックはアントニオ・ペドロッティ(Antonio Pedrotti /1901~1975、写真3)が指揮するミラノ・イタリア放送交響楽団(Orchestra Sinfonica di Milano della RAI)となっている。 ペドロッティは日本ではあまり知られてないが彼の出身地トレント(Trento)では彼の名前を冠した国際指揮者コンクールが開催されている。 モノラル録音だが音質も大変良好、さらに当日アンコールとして演奏された「第3楽章ロンド・アレグロ」もそのまま収録されている。

写真1    リヒテル、ミラノ・ライブ/ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」CDジャケット(独Archipel-ARPCD 0541)

写真2    CD演奏・録音データ

写真3    アントニオ・ペドロッティ(インターネット画像)