リヒテルによるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」

スヴャトスラフ・リヒテルによるベートーヴェン「ピアノ協奏曲」のセッション録音は「第1番」(ミュンシュ指揮ボストン響-1960年米RCA)とこの「第3番」( ザンデルリンク指揮ウィーン響-1962年独グラモフォン)が知られている。 とりわけ「第3番」は好んでコンサートでもよく取り上げておりライブ盤も何枚か存在する。 紹介盤はウィーン楽友協会ホールでのセッションでリヒテルの繊細なピアノとともに指揮者クルト・ザンデルリンクとの息もあったダイナミックな演奏が魅力である。 また録音も素晴らしい。 紹介LPには同時並行して録音された当初「第2番」の終楽章として書いたと云われる「ピアノと管弦楽のためのロンド」が収録されている。 紹介盤は1963年にリリースされた国内盤グラモフォン初出盤であ。(写真1 LPジャケット、SLGM 1160/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤グラモフォン-SLGM-1160)1963年リリース盤

写真2    LPレーベル面