リヒテルのシューベルト「ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調」

スヴァトスラフ・リヒテル(Svjatoslav Richter/1915~1997)のシューベルトは定評があった。 今回の紹介LP「ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960」は「第19番」「第20番」と並び1828年9月、シューベルトが亡くなるおよそ二カ月前に一気に書かれ「遺作」と呼ばれる。 リヒテルは第一楽章主題提示部反復実行するなど演奏時間も45分を超えスケール感ある演奏を聴かせている。 1972年ザルツブルク近郊アニフ城(Schloss Anif)におけるセッションである。 紹介LPは露メロディア音源、当時の新世界レコードから1974年リリースの国内初出盤である (写真1 LPジャケット、新世界MKX 2005/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤初出盤、新世界 MKX 2005)

 

写真2    LPレーベル面