ルイ・オーリアコンブによるバッハ「ヴァイオリン協奏曲集」

赤レンガの街、バラ色の街で知られる南フランスの「トゥールーズ(Toulouse)」は音楽文化都市でもある。 ルイ・オーリアコンブ(Louis Auriacombe/1917~1982、写真1)は1953年この街に「トゥールーズ室内管弦楽団(L’Orchestre de Chambre de Toulouse)を組織した。 彼はバロック音楽のスペシャリストでもありこの楽団と共にEMIに数多くの名盤を残したが、紹介盤は米EVEREST音源、1970年に日本コロムビアからダイヤモンド1000シリーズ廉価盤でリリースされた。 収録作品は「ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041、第2番ホ長調BWV.1042」並びに「二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043」である。 ソロ・ヴァイオリンはシャルル・シルルニク(Charles Cyrournik)、「二台のヴァイオリン」にはトゥールーズ室内管のコンサート・マスターを務めたジョルジュ・アルマン(Gerges Armand)が加わる。 このレコードには管弦楽がトゥールーズ交響楽団(ToulouseSymphony Orchestra)と表記されているが実体はトゥールーズ室内管弦楽団と思われる (写真2 LPジャケット、日本コロムビア MS-1066-EV/写真3 LPレーベル面)。

写真1    ルイ・オーリアコンブ(インターネット画像から)

 

写真2    LPジャケット(日本コロムビア-MS 1066-EV) 1970年リリース盤

 

写真3    LPレーベル面