ルッジェーロ・リッチの歴史的名録音/パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番」

イタリア系アメリカ出身の20世紀の名ヴァイオリニストのルッジェーロ・リッチ(Ruggiero Ricci/1918~2012)はパガニーニの名手でもあった。 初来日は確か1960年、当時山田夏精(後に一雄に改名)指揮東京交響楽団でパガニーニの「第1番」を演奏しこのライブ盤CD(TBS音源)が東芝EMIよりリリースされたことがある。 今回の紹介盤は1955年ロンドンにおけるモノラル・セッションの「第1番・第2番」、英デッカ音源の歴史的名盤であった。 また録音も大変良好である。 指揮はイギリスの名匠アンソニー・コリンズ(Anthony Collins/1893~1963)、管弦楽はこのCDでは何故かNew Symphony Orchestra (新交響楽団)となっている。 ちなみに英デッカ盤(LXT5075)などではロンドン交響楽団と表記されている (写真 CDジャケット、国内盤ロンドンPOCL3916 –世紀の巨匠シリーズ)。

写真    CDジャケット、(国内盤ロンドンPOCL-3916)1995年リリース盤