ルドルフ・ケンペによるブラームス「ドイツ・レクイエム」、1955年モノラル録音
ルドルフ・ケンペ(Rudolf Kempe/1910~1976)とベルリン・フィルのレコード録音は1955年~1960年(1957年以降はステレオ録音)にかけて行われている。 今回の紹介盤(CD)、ブラームス「ドイツ・レクイエム」はその最初期録音で1955年6月にベルリンのイエス・キリスト教会(Jesus Christus Kirche, Berlin-Dahlem)で行われている。 録音には20世紀ドイツを代表する二人の世界的名歌手、ソプラノのエリザベート・グリュンマー(Elisabeth Grümmer/1911~1986)バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディスカウ(Dietrich Fiecher=Dieskau/1925~2012)、合唱にベルリンの聖ヘドヴィッヒ大聖堂合唱団が参加している。 モノラル録音が少々惜しまれるが演奏、録音共に素晴らしくケンペの名盤として知られている。 紹介CDは1993年に「EMI Classics-Références」シリーズでCD化された (写真1 CDジャケット-EMI Classics CDH 7 64705 2 /写真2 CD演奏・録音データ)。