ルドルフ・フィルクスニー(Pf)のベートーヴェン「ピアノ協奏曲”皇帝”」

今回も筆者にとっては懐かしい10インチ盤LPレコードから名ピアニスト、ルドルフ・フィルクスニ―(Rudolf Firkušný /1912~1994 - 写真1)のベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番“皇帝“」を紹介したいと思う。 彼はチェコ出身で後にアメリカに帰化しジュリアード音楽院で指導しながら幅広く演奏活動しとりわけ「マルティヌー」のスペシャリストとしても知られ「ピアノ協奏曲第3番」を1949年に「ダラス交響楽団」と世界初演した人である。 この「皇帝」はウィリアム・スタインバーグ&ピッツバーグ交響楽団と1957年ステレオで「米キャピトル・レコード」に録音したヴィンテージ盤である。 写真の国内盤10インチ盤は1960年代中頃に東芝―赤盤でリリースされた (写真2  LPジャケット、東芝Capitol 5SC 5010 / 写真3  LPレーベル面) 。 録音会場はこのオーケストラのかつての本拠地であったシリア・モスク(Syria Mosque)である。 彼の粋でスタイリッシュな「皇帝」に魅せられた。

写真1    ルドルフ ・フィルクスニー(インターネット画像から)

写真2    ルドルフ・フィルクスニーのベートーヴェン「皇帝」10インチ盤LPジャケット(東芝キャピトル-5SC 5010)

写真3    LPレーベル面(赤盤)