ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Liverpool Philharmonic Orchestra)はイギリス北西部の地方都市リヴァプールに本拠を置く古い歴史(創立1840年)を持つオーケストラである。 歴代指揮者に古くはマックス・ブルッフ、サー・トマス・ビーチャム、サー・マルコム・サージェント等々そうそうたる顔ぶれが見て取れる。 この楽団が日本で話題になったのはこの地にゆかりのロック・バンド、ザ・ビートルズのメンバー、ポール・マッカートニー(Paul McCartney/1942~ )と常任客演指揮者カール・デイビス(Carl Davis/1936~ )による1991年共作による楽団創立150周年委嘱作品「リヴァプール・オラトリオ」(カール・デイヴィス指揮1991年6月世界初演ライブ盤-EMI)がリリースされたころからであろう。 ちなみにこの作品、演奏時間もおよそ100分近くを要する大作である。 また東欧から招いたリボル・ペシェク(Libor Pešek/1933~2022)(桂冠指揮者)によるドヴォルザーク交響曲全集録音(チェコ・フィルとの共同制作)は個人的にも好きな演奏である (写真1 リボル・ペシェク/ドヴォルザーク交響曲全集(7CD BOX-EATO-Waner Classics-2016年リリース盤)。