ロシア「ゴールデン・リング」の教会群、鐘の音とフォクーソング・レコード

ロシアのウラジミール=スズダリ=コストロマ=ヤロスラヴリ=セルギエフ・ポサードに至る通称「ゴールデン・リング(黄金の環)」と呼ばれる世界文化遺産地区については既に「漫遊記57」及び「漫遊記59」で紹介済みだが今回はその際(1991年)に現地のレコード店で求めたこの地区の教会群の鐘の音とフォークソングを集めた珍しいレコードを紹介したいと思う(写真1 「CHIMES and FOLKSONGS of Russia’s “COLDEN RING”」2LP RUSSIAN DISC - 1-4 1090 ジャケット/写真2  同、ジャケット裏面/写真  -同、レコード・レーベル面)。
ロシア正教会は西欧諸国のキリスト教会とはまた一味違った雰囲気を味わえる。 とりわけ聖堂の鐘はその大小を問わずやはり人々にとっては時刻を知る手段のみならず教会の儀式、祭や婚礼等々の祝い事を知らせるなど生活に密接に結びついていた。 このレコードは先の「ゴールデン・リング」の教会群の鐘の音をレコード収録用に儀式ごとにステレオ録音されたものでちょうど筆者が訪れた1991年にリリースされている。 またレコード第4面にはこの地区の昔から歌い継がれた「フォークソング」が収録されているのも興味深かかった。 この1991年当時日本ではすでにLPレコードは店頭から姿を消しCD時代になっていたがまだ当時のロシアではLPレコードがまだまだ幅をきかせていたのが懐かしい。

写真1-「CHIMES and FOLKSONGS of Russia's Golden Ring」-2LP 1-4 1090 RUSSIAN DISC

写真2    写真1のLPジャケット裏面

写真3    LPレーベル面