ロジェストヴェンスキーのドヴォルザーク「交響曲第2番」
ドヴォルザーク初期交響曲作品は現在でもコンサートで演奏される機会は少なくなかなか生演奏に接する機会がない。 今回紹介する「第2番変ロ長調作品4」は「第1番ハ短調”ズロニツェの鐘”」を書き上げた同じ年1865年秋に完成した。 しかし楽譜の出版は生前には出版されず1959年のことだった。 当時日本では代表作「第9番”新世界から”」のレコードがまだ「第5番」で発売されていた時代である。 この「第2番」はカットなしで反復も行って演奏すると60分を超える大曲である。 このゲンナジー・ロジェストヴェンスキーの「モスクワ放送交響楽団」(1986年録音)とのCDはオランダの廉価盤レーベル「オーディオ・ファイル・クラシックス」より1994年にリリースされた。 デイスクは金蒸しのゴールド・ディスクである。 ロジェストヴェンスキーはこの冗長的な交響曲を飽きさせずダイナミックに劇的に振っている。 さらに録音も大変に素晴らしい(写真1 G.ロジェストヴェンスキー&モスクワ放送響「ドヴォルザーク交響曲第2番」CDジャケットAUDIOPHILE CLASSICS-APL 101. 509/写真2 CD演奏データ)。 尚、ディスクはMade in Germanyとなっている (写真3 CDレーベル面)。