ロンドン響自主制作盤「LSO LIVE」最初期盤から

今回はロンドン交響楽団の自主制作盤「LSO LIVE」最初期盤からベルリオーズのスペシャリストとして定評があったサー・コリン・デイヴィス(Sir Colin Davis/1927~2013)のライブ盤から劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(全曲)を取り上げてみたい。 この演奏は2000年1月11日・13日にロンドンのバービカン・センターにおけるコンサート・ライブを編集したものである (写真 CDジャケット、2CD/ LSO LIVE-LSO 0003)。 ソリスト歌手陣にはイタリアを代表するメゾ・ソプラノのダニエラ・バルチェッローナ、テノールにロイヤル・ロイヤルオペラハウス等々で活躍するケネス・ターヴァー、バスにはブルガリアの名バス歌手オーリン・アナスタソフを迎えデイヴィスのスケール感ある演奏が堪能できこの大曲を時間を忘れて聴き惚れてしまう。

写真    CDジャケット(LSO LIVE-LSO 0003)2000年リリース