ヴァレリー・ポリャンスキーによるショスタコーヴィチ「交響曲第10番」

今回の紹介盤はロシアの鬼才ヴァレリー・ポリャンスキー(Valeri Polyansky/1949~  写真1)が振るショスタコーヴィチ「交響曲第10番ホ短調」である。 オーケストラは「ロシア国立シンフォニー・カペラ(Russian State Symphony Cappella」、その前身はゲンジー・ロジェストヴェンスキーが指揮した「ソヴィエト国立文化省交響楽団」である。 ちなみに紹介CDである英CHANDOS盤の表記は「ロシア国立管弦楽団(Russian State Symphony Orchestra)」とあるので混同する。 録音は1995年6月モスクワ音楽院大ホールにおけるポリャンスキー40代半ばのセッションでまさに新感覚のショスタコーヴィチの演奏が楽しめる。 さらに彼の師匠でもあったロジェストヴェンスキーにより1980年に序曲を含む9つのパート譜が発見されその全ても収録(2000年録音)され貴重な1枚となっている (写真2 CDジャケット 英CHANDOS-CHAN 9522/写真3 CD演奏データ)。

写真1    ヴァレリー・ポリャンスキー(CDブックレット掲載写真)

 

写真2 CDジャケット(英CHANDOS-CHAN 9522)2000年リリース

写真3    CD演奏データ