中国、江南地方の景勝地を巡る旅(1)、2013年6月
〜 木涜古鎮(Mudu Guzhen)にて、2013年6月1日 〜
唐時代の詩人、杜牧(とぼく)の漢詩に「江南の春」という江南地方の長閑な春景色の田園風景と春雨に煙る南朝時代の寺院群の楼台を詠んだ代表作がある(写真1 漢詩「江南の春」杜牧、インターネット画像)。 筆者はこの詩を高校時代、「漢文」時間に習い好きになり暗唱しいつの日かこの地を歩いてみたいと思っていた。 それから半世紀近くの時が過ぎ偶然にもこの「江南地方」をおよそ1週間で巡るパック・ツアーを見つけ参加することにした。 2013年6月のことである。 今回からまた数回に渡り「中国・江南の景勝地を巡る旅」を綴っていきたいと思う。
第1回目は上海からバスで約2時間半余り「江蘇省」の「木涜(もくとく)」の古鎮めぐりを紹介したいと思う。 この「木涜古鎮」は2500年の悠久の歴史を持つ「古鎮」だそうである。 因みに「古鎮」とは古い町並みが残る街を意味するらしい(写真2 木涜古鎮観光マップ、筆者撮影)。 昔々にタイムスリップしたような「木涜」の街は水路沿いに古民家が立ち並ぶ。 水路をゆっくりと船で巡ることもできる(写真3・4・5・6 木涜古鎮水郷巡り、筆者撮影)。 レトロ好きな筆者にとってなんとも言い難い不思議な街の魅力にハマってしまった。 中国伝統の飲食居酒屋「酒楼」の佇まいもその昔、先の「杜牧」が詠んだ漢詩にある「水村山郭酒旗の風」を彷彿させた(写真7 酒楼、筆者撮影)。
(つづく)
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写真1 漢詩「江南の春」 杜牧 (インターネット画像から)
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写真2 木涜古鎮の観光案内図(筆者撮影)
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写真3 木涜古鎮の水郷めぐり(1)(筆者撮影)
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写真4 木涜古鎮の水郷めぐり(2)(筆者撮影)
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写真5 木涜古鎮の水郷めぐり(3)(筆者撮影)
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写真6 木涜古鎮の水郷めぐり(4)(筆者撮影)
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写真7 中国伝統の酒楼、木涜にて(筆者撮)