冗談音楽の世界「ホフナング音楽祭」ライブ盤

「ホフナング音楽祭」は当時イギリスの若手漫画家として活躍中のジェラード・ホフナング(Gerard Hoffnung/1925~1959)写真1)という人が「冗談音楽」の世界をテーマに1956年から開催したユニークな音楽祭だった。 彼はクラシック音楽をこよなく愛しチューバも得意としていた。 この新しい試みの音楽祭はロンドンっ子の音楽ファンの心をつかみ「PROMS」同様にロンドン名物になるかと期待されたが主宰者ホフナングが1959年に夭折、その2年後1961年11月、第3回目の「ホフナング音楽祭」が彼の追悼コンサートとして開催され幕をおろした。 これら一連の1956年・1958年・1961年のコンサートは「英EMI」より収録されたが国内盤はステレオ録音された1958年と1961年追悼コンサートが抜粋編集されリリースされている。 紹介盤はその1968年リリース東芝国内盤でどれもが腹から笑える楽しいパロディー音楽の世界である (写真2  LPジャケット、東芝AA-8368/写真3 ジャケット裏面デザイン/写真4 LP収録曲目)。

写真1    ジェラード・ホフナング(インターネット画像)

写真 2    1958年&1961年「ホフナング音楽祭」ライブLPジャケット(東芝-AA8368) 1968年リリース盤

写真 3    同LPジャケット裏面デザイン

写真 4    LP収録曲目