北ドイツの古都を訪ねて(3)、2003年7月

〜 塩街道で栄えたリュネーブルク 〜

ツェレの観光を終え北ドイツ最大の都市ハンブルクに向かう途中、その昔「岩塩」の採掘で栄えたリューネブルク(Lüneburg)の街に立ち寄った。 この街からリューベック(Lübeck)へと結ぶ街道は塩街道(Alte Salzstraße)と呼ばれた。 先に訪れたツェレと同様にこの街も幸いにして大戦の戦火に巻き込まれることはなかった。 街並みの様子はハノーファー、ツェレとは幾分異なり木組みの建物が姿を消し赤茶色のレンガ造りの建造物が目立つ(写真1・2   リューネブルク街並み、筆者撮影)。 また13世紀中期に建造された市庁舎は北ドイツでは最古の木造建築と云われている(写真3  市庁舎、筆者撮影)。 この華麗なバロック風の佇まいが観光客の人気を呼んでいる。 雲行きが午後から激変、正面に聖ヨハネ教会の塔が見えるアム・ザンデ広場も急に黒い雲が立ち込め始めやがて雷雨に見舞われた(写真4  アム・ザンデ広場の風景、筆者撮影)。 14世紀に建立されたこの教会は北ドイツのレンガゴシック様式の重要建築とされ塔の高さはおよそ110mほどあるそうだ。 雷雨のため聖堂内でしばらく雨宿りもさせてもらった(写真5  聖堂祭壇ステンドグラス、筆者撮影)。
(つづく)

写真1    リューネブルク街並み(1)(筆者撮影)

写真2    リューネブルク街並み(2)(筆者撮影)

写真3    市庁舎(筆者撮影)

写真4    アム・ザンデ広場(筆者撮影)

写真5    聖ヨハネ教会の祭壇ステンドグラス(筆者撮影)