北ドイツの古都を訪ねて(4)、2003年7月
〜 ブラームスの生まれ故郷ハンブルク 〜
北ドイツの中心都市、国際的貿易・港湾都市で知られるハンブルク(Hamburg)、中世にはハンザ同盟の中核都市として栄え現在は首都ベルリンに次ぐドイツ第2の都市である。 また19世紀の大音楽家ブラームスの生まれ故郷としても知られている。 ブラームス生家跡の近くに位置するブラームス博物館は彼が残した楽譜等の資料や実際に使用したピアノが展示されている(写真1・2 ブラームス博物館、筆者撮影)。 この2003年当時、北ドイツ放送交響楽団(現在「NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団)の本拠地として2016年まで使用されたムジークハレ(Musikhalle)は100年以上の歴史を持つコンサートホールである(写真3 ムジークハレ、2003年当時、筆者撮影)。 2005年に「ライスハレ(Laeiszhalle)に改称され現在ではハンブルク交響楽団の本拠地となっている。 ホール脇にはブラームスの青年期・壮年期・晩年の顔を描いたレリーフも設置されている(写真4 ブラームスのレリーフ、筆者撮影)。 ここからほど近いハンブルク州立歌劇場の正面の壁には音楽監督を務めたグスタフ・マーラーのプレートが飾られていた(写真5筆者撮影)。 ドイツの街歩きをしていると「吊り下げ看板」によく出会うことがあるがなかなか興味をそそる(写真6・7 吊り下げ看板、筆者撮影)。 またハンブルクの中央駅(Hauptbahnhof)」は1世紀余りの歴史がある駅で鉄道ファンの筆者にとってもたまらない駅である(写真8 ハンブルク中央駅/ 写真9 中央駅プラットホーム、筆者撮影)。 因みにターミナル駅はこの先にある行き止まりのアルトナ(Altona)駅になっている。 写真10は中央駅から市庁舎を結ぶショッピング・ストリート「メンケベルク通り」である。
(つづく)