名匠アルヴィド・ヤンソンス&モスクワ放送響 /ベートーヴェン交響曲第6番 ”田園”

ラトヴィア出身の20世紀の名匠アルヴィド・ヤンソンス(Arvid Jansons/1914~1984、写真1)は1958年の初来日(第1回大阪国際フェスティバル参加)以来何度となく来日を重ね息子のマリス・ヤンソンス(Mariss Jansons/1943~2019)と共に日本のファンも多かった。 また東京交響楽団との結びつきも強く楽団から「永久名誉指揮者」の称号も贈られている。 露メロディアレーベルを中心にかなりの録音を残しておりこのモスクワ放送交響楽団とのベートーヴェン「交響曲第6番“田園”」もメロディア音源だが現在では忘れ去られた1枚かもわからない。 改めて聴き直してみてもスケール感もあるじっくりと聴かせた「田園」である。 ちなみに「第1楽章」主題提示部の反復も実行、全体の演奏時間もおよそ46分と遅めのテンポで振っている。 紹介盤は1970年代初頭に新世界レーベルでリリースされた国内盤である。 LPには録音年代のデータ記載はない (写真2 LPジャケット、新世界SMK-7729)。

写真1    アルヴィド・ヤンソンス(LP掲載写真から)

写真2    アルヴィド・ヤンソンス&モスクワ放送響/ベートーヴェン交響曲第6番、LPジャケット(国内盤-新世界レコードSMK-7729)