回想、サヴァリッシュ&N響初共演、1964

今回は  ヴォルフガング・サヴァリッシュ(Wolfgang Sawalliisch /1923~2013)がNHK交響楽団と初共演した1964年11月特別公演を回想してみたい。 この年の10月には東京オリンピックも開催され東京の街は華やいでいた。 筆者は「特別演奏会」のチラシのキャッチ・フレーズ「カラヤンを継ぐ実力と名声!」に惹かれなんとかチケットを入手11月10日のプログラムAを聴くことができた(写真1 サヴァリッシュ&N響特別公演(東京)チラシ/写真2 同チラシ演奏プログラムと入場料)。 もう半世紀以上の昔の話でサヴァリッシュの指揮を生で接した興奮のみが残り演奏の記憶はほとんど飛んでしまった。 この公演の模様は後日「NHK総合テレビ・ラジオ第ニ放送・FM放送」でオン・エアされた。 東京地区のFM放送は当時すでにステレオ放送(当時は「立体放送」と呼ばれた)が始まっていた。 しかし当時はまだステレオ・オープン・テープ・デッキが普及していなかったためモノラル用オープン・テープ・レコーダーで録音した記憶がある (写真3 サヴァリッシュ&N響特別公演プログラム表紙)。

写真1    サヴァリッシュ&N響1964年特別公演(東京)チラシ

写真2    同チラシ-特別公演演奏プログラム・入場料

写真3    サヴァリッシュ&N響特別公演プログラム表紙