回想、南インド-"マドゥライ"で年を越す、(1977-78年)
2018年、平成最後の大晦日も後数時間で暮れ新しい年を迎える。 歳をとるごとに1年の経過を早く感じる。 来年はどんな年になるのだろうかといつも同じことを思ってしまう。
筆者はこれまで新年を国内外を問わず様々な街で迎えてきたがとりわけ今から40年余り前の話になるが南インドの「マドゥライ(Madurai)」で迎えた新年は現在も強烈な印象が残っている(写真1 南インド・マップ-マドゥライの位置(赤枠))。 この年の年末から新年にかけ筆者は南インドとスリランカを訪問した。 今となっては懐かしい「パンアメリカン航空(通称パンナム)」の「世界一周便」が飛んでいた時代である。 まだ「成田空港」がオープンする前で筆者も当時「羽田」からこの「世界一周便」で「ニュー・デリー」まで利用した(写真2 「パンナム”ボーイング747”ポスト・カード」)/(写真3 懐かしい"パンナム"チケットカバー)。 マドゥライは数多くの文化遺産を持つ南インドを代表する観光都市で街のシンボルでもある16世紀から17世紀にかけて建立されたヒンドゥー教の大寺院「ミナクシ寺院(Meenakshi Temple)」に圧倒される(写真4 「ミナクシ寺院」(1978年1月1日筆者撮影)。 筆者が初詣に「ヒンドゥー教寺院」を訪れたのはこの時がもちろん初めてであった。 寺院の大きな塔門(ゴープラム)の数多くの群像彫刻にも目を奪われた(写真5 ミナクシ寺院の塔門の群像彫刻1978年1月1日)。 本堂への参拝は靴はもちろんのこと靴下も脱いで参拝することが規則になっている。 新年を迎え本堂は数多くの参拝客で賑わいをみせていた。 また写真6は時代を感じさせるが当時求めたミナクシ寺院のフォトブックである。 また話が前後するがマドゥライ入りする前に訪問した古都マイソール(Mysore)にある王様の宮殿-「マイソール宮殿」も豪華絢爛に輝いていた(写真7 「マイソール宮殿」、1977年12月28日筆者撮影)。